【脊柱管狭窄症】3つの特徴と根本原因について
脊柱管狭窄症とは脊椎の中心にある脊柱管が狭くなることで神経や血管が圧迫され痛みや痺れ、筋力低下などの症状を引き起こしてしまう疾患です。変形により足のしびれや痛み。
長く歩くことができず、休み休みでしか歩けない【間欠性跛行】など症状は様々です。
ですが、全てが変形による問題では無いことが多いことも事実です。
今回は、整体目線から見た脊柱管狭窄症について症状の解説や根本原因にいて動画で詳しくお伝えします。
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脊柱管狭窄症の症状3つの特徴①足の痺れや痛みが出る
脊柱管狭窄症とは、簡単に言うと、脊柱管と言うトンネルが何らかの原因で狭くなることによって神経が圧迫され、痛みや痺れが起こると言うのが、脊柱管狭窄症の特徴です。
体の構造は、骨盤と背骨で構成されていますが、背骨の中に脊柱管と言うトンネルが通っています。
この脊柱管は、加齢により、特に50代60代以降になってくると、脊柱管のトンネルが変形することで狭くなります。
②長く歩くことが出来ない《間欠性跛行》
特に歩行の時に下肢に痛みや痺れにより脱力感が現れ、休むと改善する症状のことを言います。この症状は、主に血流障害または神経の圧迫により起こります。
脊柱管の腰部分で、神経の圧迫により下肢に痛みや痺れが広がります。
⚪︎立ちっぱなしの状態や歩いている時【10分〜30分】で痛みや痺れが強まる。
⚪︎前かがみ姿勢(自転車を漕ぐような姿勢)で症状が軽減する。
③反り腰姿勢により症状が増強する
反り腰とは、腰が必要以上に前に反っている姿勢のことを指します。これは骨盤が前傾することで腰椎が過度に湾曲し、腰に負担をかけやすい状態を引き起こします。
◉骨盤前傾
骨盤が前に傾き、お尻が突き出たように見える。そのバランスを取るようにの腰のカーブが強調されることにより腰に大きな負担がかかります。反り腰姿勢は体のバランスが乱れやすいということもあり片足立ちが出来ない方が多く、つまずいたり転倒したりなどすることもあります。
また上半身が不安定になることで首や肩にも負担がかかります。
脊柱管狭窄症の根本原因
整体の考え方で言うと、脊柱管狭窄症の根本原因は、ズバリ90%以上は筋肉の問題だと考えます。
筋肉や靭帯周辺が運動不足で硬くなったり、加齢によって柔軟性が低下したりすることで体の土台である骨盤や太ももふくらはぎなど筋肉が硬くなります。
これらの筋肉が硬くなることで、関節の動きが悪くなります。そのことによりしっかり支えてくれるはずの背骨も固くなります。
背骨は下から腰椎、胸椎、頸椎で構成されていますが、その全体も硬くなることで脊柱管に圧がかかり過ぎることで、痛みやしびれが起きやすくなります。
脊柱管狭窄は急に関節に負担がかかるわけではなく、筋肉が徐々に硬くなることで起こる確率が高まります。
そのため、脊柱管狭窄症の改善をするためには、まずは筋肉を柔らかくすることが根本改善につながります。
筋肉のバランスの乱れが『反り腰』につながる
本来、骨盤は横から見ると軽く前傾しているのが通常ですが、筋肉が硬くなることによって前傾の角度がさらにきつくなります。
骨盤が前に傾き過ぎることで背骨はバランスを取るようになり腰は反りすぎる。
反り腰の原因は、、
①運動不足により下半身の筋肉が硬くなる
②特にお尻の筋肉《大臀筋》や太もも裏《ハムストリングス》が弱くなる
③腹筋《特に下腹部》の力が弱くなり骨盤が前傾しやすくなる
特に体幹や骨盤周りの筋肉が弱くなったり硬くなったりすると、正しい姿勢を維持しにくくなります。でも逆に言えば、この反り腰を改善することで脊柱管狭窄症を改善できる可能性は高くなります。また次回のコラムで続きを詳しくお伝えしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。