【40代女性の腰痛】
朝起きた時・立ち上がる時に腰が痛い原因は?骨ではなく“筋肉”だった!
40代を過ぎた頃から、こんな経験はありませんか?
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朝起きた瞬間に腰がズシッと重い
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椅子から立ち上がるときに腰がグキッと痛む
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病院で検査しても「骨に異常なし」と言われた
実はこうした腰の痛み、多くの方が経験しているにも関わらず、原因を正しく理解していないケースがとても多いのです。
今回は整体の現場で実際によくご相談をいただく【朝や立ち上がりの腰痛】について、専門家の視点からわかりやすくお伝えします。
「骨に異常はありません」と言われても痛い理由
腰が痛くて整形外科へ行くと、レントゲンやMRIを撮ってもらう方が多いでしょう。
しかし、こう言われた経験はありませんか?
「骨には特に異常ありません。しばらく様子を見ましょう。」
この時、多くの方は安心する反面、「でも痛みは続いてるのに…」とモヤモヤするはずです。
実はこの腰痛、骨や神経の問題ではなく“筋肉の硬さ”が原因になっている可能性が高いのです。
なぜ筋肉が原因で腰痛が起こるの?
人間の身体は、立ったり歩いたりするたびに全身の筋肉がバランス良く働いています。
ところが、長年の生活習慣や加齢によって、徐々に筋肉の柔軟性が低下していきます。
特に女性の場合、40代以降は
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運動不足
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筋力の低下
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ホルモンバランスの変化
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冷え性による血流不良
などの影響で、筋肉が固まりやすくなるのです。
そして硬くなった筋肉は、動き始め(朝起きた時や立ち上がる時など)に急に引き伸ばされ、ズキッとした腰痛を引き起こします。
特に硬くなりやすい筋肉
● 腸腰筋(ちょうようきん)
骨盤の奥にあるインナーマッスルで、立ち上がりや寝返りの動作に大きく関わります。デスクワークや運転などで座る時間が長い人ほど硬くなりがちです。
● 臀筋(でんきん)
お尻の筋肉。股関節の動きをサポートしています。硬くなると骨盤がスムーズに動かなくなり、腰に負担が集中します。
● 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
背骨沿いの筋肉群。姿勢を維持する役割がありますが、猫背や反り腰などの姿勢不良で負荷がかかり、こわばりやすいポイントです。
放置すると悪化するリスクも
「朝だけ痛いから大丈夫」「立ち上がりだけだし様子を見よう」と軽く考えて放置してしまう方も少なくありません。
しかし、筋肉の柔軟性低下が進むと…
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ぎっくり腰を繰り返す
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坐骨神経痛になる
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ヘルニアや脊柱管狭窄症の引き金になる
こうした慢性腰痛へと発展してしまうこともあります。
自分でできる簡単セルフケア
では、どんな対策をすれば良いのでしょうか?
整体の現場でも実際におすすめしている簡単な方法をご紹介します。
① 腸腰筋ストレッチ
寝る前に片足を後ろに引くストレッチを行うだけでも、翌朝の腰の重さが軽減しやすくなります。
② お尻のストレッチ
仰向けで片膝を抱え込むストレッチもおすすめです。腰だけでなく股関節周りもほぐれていきます。
③ ウォーキング
一日15分〜20分の軽い散歩で、腰まわりの血流が改善されます。無理のない範囲から始めましょう。
④ 温める習慣
入浴時に腰をじんわり温めるのも非常に効果的です。血流が良くなると、筋肉も柔らかく保ちやすくなります。
⑤ 睡眠環境の見直し
硬すぎず柔らかすぎない寝具選びも重要です。枕やマットレスが合っていないと、朝の腰痛が強くなることも。
筋肉バランスは「整体」で整えられる
セルフケアで改善しにくい腰痛の場合は、専門家のチェックを受けるのも一つの方法です。
整体院では、レントゲンやMRIではわからない【筋肉の硬さ・バランスの崩れ・姿勢のクセ】を丁寧にチェックし、
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筋肉の柔軟性回復
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骨盤や背骨の動きの調整
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再発しにくい身体作りのアドバイス
などを総合的にサポートしていきます。
実際に来院される方の声
当院にご来院される40代〜50代の女性も、最初は皆さん同じようなお悩みを抱えておられます。
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「朝起きるのが毎日憂うつだったのが、楽になりました」
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「立ち上がる時の怖さがなくなりました」
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「骨に異常はないと言われて諦めかけていたけど相談して良かったです」
こうしたお声を日々いただいております。
まとめ:腰痛は早めのケアが大切です
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朝起きた時や立ち上がりでの腰痛は【筋肉の硬さ】が大きく関係している
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骨に異常がなくても、安心せず原因に合ったケアが必要
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ストレッチ・温め・適度な運動を日々の習慣に
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専門家のチェックで「再発しにくい身体」作りができる
40代を過ぎると、身体は少しずつ変化していきます。
だからこそ、痛みが軽いうちからケアを始めることが何よりも大切です。
もし今、「朝がつらい」「立ち上がる時が怖い」と感じているなら、ぜひ一度ご相談ください。