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【鵞足炎】ツライ膝の内側の痛み!原因と3つの解消法 

 

膝内側の痛み

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その1:膝に水が溜まる原因とその本質

ポイント1:水が溜まるのは体の防御反応である
膝に水が溜まるという現象は、単なる水分異常ではなく、関節内部の炎症を抑えるために体が自然に起こしている反応である。関節内にはもともと関節液が存在しており、摩擦が起こることで炎症が誘発され、それを抑えるために関節液が過剰に分泌される。この過程によって「水が溜まったような状態」が生じるのであって、水自体が悪いわけではない。

ポイント2:最大の原因は血流障害である
関節に炎症が起こる背景には、血液の循環が悪くなっていることがある。特に膝周囲の筋肉の硬さや血流の低下があると、関節内部に摩擦が起きやすくなり、結果として炎症が慢性化しやすくなる。この血流障害を放置すると、再発を繰り返す根本的な原因となる。

ポイント3:注射は一時的な対処法に過ぎない
水抜きの注射やヒアルロン酸注射は、確かに一時的な痛みの緩和にはなるが、根本的な解決にはならない。注射をしても血流の悪さや筋肉の硬直が改善されていないため、数日から1週間ほどで再び水が溜まりやすくなる。これが「負のループ」となって、注射を繰り返すことで関節の柔軟性がさらに損なわれるリスクがある。

ポイント4:ヒアルロン酸注射の限界と副作用
ヒアルロン酸は関節の潤滑剤として機能するが、加齢とともに体内での分泌量が減少する。注射によって外から補充しても、その成分は体内に吸収されてしまい、効果は長く続かない。2〜3日で効果が薄れ、また痛みが再発することから、繰り返しの投与が必要になり、結果的に関節への物理的な負担が増す。

ポイント5:根本的な改善は筋肉の柔軟性と血流の向上
膝周囲の筋肉が硬くなると、関節にかかる圧力が増し、摩擦が発生しやすくなる。それが炎症や水の溜まりにつながるため、最も効果的な改善法は筋肉の柔軟性を取り戻すことと血流を促進することである。これにより、炎症が起きにくくなり、水が溜まらない状態を維持しやすくなる。

その2:膝に水を溜めないためのセルフケアとマッサージ

ポイント1:大腿四頭筋(太ももの前面)のほぐし方
大腿四頭筋が硬くなると膝関節に圧力がかかり、関節の動きが悪くなる。この筋肉は座っている時間が長い人ほど硬直しやすいため、柔らかくする必要がある。やり方は、膝を軽く伸ばした状態で太ももの中央を手で優しく揉む。特に硬い部分は軽く揺らすようにして全体を1〜2分かけてほぐす。強く揉む必要はなく、無理のない範囲で行うことがポイントである。

ポイント2:膝のお皿(膝蓋骨)周囲のマッサージ
膝蓋骨の動きが悪くなると、膝の曲げ伸ばしが困難になり、水も溜まりやすくなる。まずは足を伸ばした状態で、親指と人差し指でお皿を軽く挟み、上下左右にゆらゆらと動かす。これにより関節周辺の動きが滑らかになり、可動域の改善と炎症の予防に繋がる。30秒〜1分程度で十分だが、定期的に行うことが大切。

ポイント3:膝裏のマッサージでリンパと血流改善
膝裏にはリンパ節や重要な血管が集中しており、ここが詰まると前面に水が溜まりやすくなる。中指と薬指を使って膝の裏を軽く挟み、揺らすようにマッサージすることで、リンパの流れと血流を促進できる。痛みが出ない程度の優しい圧で、1分ほど行うのが理想。特に膝の曲げ伸ばしがつらい方には効果が高い。

ポイント4:マッサージ後の軽い運動の重要性
マッサージで筋肉を柔らかくした後は、その状態を維持するために軽く膝を曲げ伸ばしすることが推奨される。お皿を押さえながらやると効果的で、動かすことで循環がさらに良くなり、膝関節の柔軟性も保たれる。タオルなどを膝の下に敷いて負担を軽減しながら行うと、より安全に実践できる。

ポイント5:毎日5分の継続が大切
紹介されたマッサージはすべて合わせて5分程度で完了できる。特別な道具も必要なく、自宅で気軽に行える内容になっている。大切なのは、痛みが出てからではなく、予防のために毎日少しずつ継続すること。継続することで膝の柔軟性が保たれ、関節液の過剰分泌を防ぐことが可能になる。

 

その3:まとめと今後のアドバイス

ポイント1:膝に水が溜まるメカニズムの理解が大切
水が溜まるのは「悪」ではなく、体が炎症に対処しようとしている証拠。大切なのは、水を抜く行為に終始するのではなく、なぜ水が溜まってしまうのかという原因を見つけて、それにアプローチしていく考え方である。

ポイント2:対症療法よりも根本治療が重要
注射や水抜きは短期的な痛みの解消にすぎず、炎症や血流障害を放置していると再発を繰り返す。このループを断ち切るには、膝周囲の筋肉の柔軟性と血流改善を最優先する必要がある。

ポイント3:セルフケアの実践で再発防止
毎日のセルフマッサージと軽い運動の継続が、関節の動きを良好に保ち、炎症の発生を予防する。動画内で紹介されたマッサージは、誰でも簡単にできるため、まずは実践して体感することが第一歩である。

ポイント4:自分の体と向き合う意識がカギ
膝に水が溜まることで注射に頼る前に、「なぜ自分の膝はこの状態になったのか?」と向き合うことが大切。体の声に耳を傾けることで、日常生活の中に原因が潜んでいることに気づき、生活改善のヒントを得られる。

ポイント5:情報の発信と相談の場も活用を
YouTubeチャンネルやLINEなどを通じて情報発信が行われており、コメントや質問も随時受け付けている。疑問点があれば一人で悩まずに積極的に相談することで、より的確なケア方法を得られる可能性が広がる。

 

 

 

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