【脊柱管狭窄症】やってはいけないNG行動5選
今回は脊柱管狭窄症に関して、何気にやってしまっているいけない行動について解説いたします。
今回5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
やってはいけない行動①座りすぎること
長時間座った姿勢で同じ姿勢を続けることは腰にかなりの負担がかかります。血流が悪くなることで酸欠不足や老廃物が溜まることで筋肉が硬くなります。それによって悪い姿勢が定着してしまったり、股関節が硬くなったりしてしまいます。
カラダの構造上、長時間いい姿勢取り続けることはなかなか難しいので20〜30分に一度は立って軽く体操をしたりストレッチなどをしたりして身体が固まらないように対策をしていきましょう。
②コルセットに頼り過ぎること
コルセットは腰痛を和らげたり、動きのサポートをするために使用されますが長期間の過度な使用は逆に筋力の低下や他の問題を引き起こす可能性があります。
1,筋力の低下:コルセットの長期間の使用で腰や腹部の筋肉がサポートを頼りすぎてしまい、筋力が弱くなるリスクが高まります。頼り過ぎるとコルセットを外した際に腰痛が悪化する場合があります。
2. 体の柔軟性が失われる:コルセットで固定することで体が自由に動きにくくなり、柔軟性が低下します。そうすると自然な動きができず、むしろ腰痛を引き起こしやすくなります。
またコルセットが過度に締めすぎると、血流が悪くなり腰回りや下肢にむくみやしびれが生じることがあります。
コルセットは、腰痛を軽減するためのサポートツールとして有効です。ですが根本的な解決には筋力強化や姿勢改善が重要です。
③水分を控えること
水分不足が脊柱管狭窄症に影響を及ぼす場合があります。人にカラダは約60%が水分で構成されています。体内の水分が不足すると、筋肉や椎間板(背骨のクッション部分)の機能が低下し、腰に負担がかかることがあります。血液の主成分である水が不足すると、酸素や栄養素が筋肉や関節に行き渡らず、疲労物質が溜まりやすく痛みを感じやすくなります。これがさらに進行すると姿勢が曲がってきたりしびれなども起きやすくなります。
1日の理想水分量は体重✖️30mlで計算します。ですがどんな方でも焼く1.5ℓの水分を摂ることをおすすめします。こまめに摂ることや、喉が渇く前に飲むのがポイントです。特に朝起きたときや運動後は積極的に摂りましょう。
④腰を反ること
脊柱管狭窄症は反り腰になる方が多く、腰を反る運動をしてしまうと症状が悪化する恐れがあります。反り腰とはもともと骨盤が前傾してる状態なので、それによって神経を傷つけたり狭窄がさらにひどくなったりする場合があります。
そのため、極力腰を反ることは控えておきましょう。ですが動かしすぎないことは逆に筋肉を固まることに繋がりますので骨盤を動かすことを中心とした運動は積極的に行いましょう!腰ではなく、骨盤中心の体操をお勧めします。【次のコラムで脊柱管狭窄症対策の骨盤体操を紹介させていただきます。】
⑤エアロバイク【自転車】に乗り過ぎること
脊柱管狭窄症の方がエアロバイクを利用することは状況によっては効果的ですが、症状や進行度によって適切な運動量やフォームが異なります。
エアロバイクは腰への負担が比較的少なく、体力維持や下半身の筋力強化に役立ちます。エアロバイクは自然に前傾姿勢になるため脊柱管が拡がりやすく、神経への圧迫が軽減される場合があります。これにより腰や脚の痛みが和らぐことがあります。またウォーキングと比べて腰ににかかる衝撃が少ないため、負担を減らしながら有酸素運動ができます。
ただ長時間使用することで、特定の筋肉が硬くさせてしまうことにも繋がります。そのため姿勢が余計に曲がってしまうリスクも高くなります。エアロバイクを行う際は前傾姿勢になりすぎないように注意しましょう。また長時間の運動は避け、1日15~20分程度を週に3回までにしておきましょう。また運動前後のストレッチはしっかりと行いましょう。
まとめ
日々の正しい生活習慣が症状改善につながります。今回ご紹介したNG行動を参考にしていただき、ぜひ今後の生活に生かしてくださいね。
ご自身に合ったセルフケアや食生活のアドバイスを当院で受けることもできます。脊柱管狭窄症でお悩みの方はぜひお気軽にご相談してください。
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ご参考までに!
西登美施術所
副院長 乾 健児