『ギックリ腰になってしまって以来ずっと腰が調子が悪いんです。』 当院に来られる患者さんでもこんな方はかなり存在します。 でもギックリ腰のような急性的な腰痛からなぜ治らないのか？ 今回はそんな『慢性腰痛』についてお伝えします。
１.原因の約８５％が原因不明
腰痛の原因となる身近なものでいえば「椎間板ヘルニア」などですが、他にも「腰部脊柱管狭窄症」・「すべり症」や、また内臓からくる腰痛もふまえるとあまりにも多いです。
しかし痛みが長引く腰痛の原因の多くは、やはり筋肉によるものが大多数をしめています。
●デスクワークなどの長時間の同じ姿勢
●中腰などの負担のかかる姿勢
●猫背などの悪い姿勢
●足を組む・あぐらをかく
●精神的ストレス
●運動不足
●寝不足
●筋肉の衰えからくる老化
●冷え
●食生活[暴飲暴食]
このことからもいえるように長時間の同じ姿勢[座り続ける・立ち続ける]は身体の血流を悪くして筋肉を硬くします。また足を組んだり、あぐらをかくことも身体の歪みにつながります。運動不足や体の冷えも筋力不足の現れ。
あと意外と多いのが食生活により腰痛を慢性化させることもあります。暴飲暴食により内臓に負担がかかることで腰痛をさらに悪化させることもあります。
2.コルセット習慣は腰痛をさらに悪化させる
ぎっくり腰や痛みの強いときは当院ではコルセットをオススメしていますが、一番怖いのは不安だからといって習慣的に装着してしまうこと！
常に装着することで動きのサポートをされすぎて腰回りの筋肉が逆に弱くなったり、コルセットの圧迫により血流が悪くなり余計に腰痛を長引かせてしまいます。痛みの強い数日間や、重たい荷物を持つなど、この時には使用するなど限定して使って、それ以外の時はできるだけ外すようにしましょう。
3.そもそもいたわりすぎるのは良くない
腰が痛いと運動をするのがおっくうになったり、かえってひどくしてしまうんじゃないかとかいろいろ考えてしまいますよね。
でも人間の身体は意外とそんなやわじゃありません(笑)
人間も動く動物です。動いて痛くなりそうな気持も分かりますがまずは少しでも動いていく意識をつけていきましょう♪
次回はその慢性腰痛に対しての運動法についてお伝えします！
